80ハリアー 耳たぶミラー取り外し(車検対策済み)
耳たぶミラーとは俗称で、メーカーでは補助ミラーと言う名称でカタログには記載されていました。
耳たぶミラーと呼ばれる理由はサイドミラー(ドアミラー)の下側に耳たぶのように付いているからそう呼ばれているようです。
正式名称は直前直左確認鏡と言うもので、サイドアンダーミラーとも呼ばれています。
サイドアンダーミラーはセダンやワゴン、コンパクトカーなど比較的全高が低い車両には装着されていませんが、SUVやミニバンなどで運転席が高い位置にある車両には装着されているケースは多いです。
車を運転する上では車に関する法律を厳守しなくてはなりませんが、その中に道路運送車両法と言うものがあります。
自動車の構造・装置について、安全確保及び環境保全上の技術基準が定められており、これを「道路運送車両の保安基準」と言います。
安全確保の保安基準の中に「運転者が運転席に座ったとき、自動車の前面及び左側面に接する高さ1m、直径0.3mの円柱を直接または鏡、画像などにより間接に視認できること。」と言うものがあります。
つまり3〜5歳程度の子供が車両の前方で側方30cm以内に立っていた場合でも認識できる必要があると言うことを意味しています。
運転席側の車両の角に子供が居た場合では目視でわかりますが、助手席側の角に子供が立っていた場合に車高が高い車両では隠れてしまい目視することができません。
そこで助手席前方の隠れた部分が見えるようにサイドアンダーミラー、もしくはそれに代わる装置の装着が義務付けられています。
ただ、サイドアンダーミラーは絶対装着されている訳でもありません。
上記で「もしくはそれに代わる装置」と記載している通り、ミラーの代わりになるもので助手席側の前方を確認することができればサイドアンダーミラーを装着する必要はありません。
その装置と言うのがカメラとモニターです。
複数のカメラで前方や側方を撮影し、その映像をモニターに映し出すことで死角を無くし車両の周辺を確認することができれば問題ありません。
最近では純正でこのようなシステムの採用が進んでいますが、それでも半数以上はまだサイドアンダーミラーを装着しているようです。
理由は簡単で、単純にコストアップに繋がるからです。
ミラーだと数千円も掛からず装着できますが、カメラの装着であればその台数分のコストや、俯瞰で映像を映し出す360度モニターであれば映像を合成するためのシステムが必要になるので、それらのコストが車両価格に上乗せされます。
少なくとも数万円のコストアップで、俯瞰で映像を映し出すアラウンドビューモニター(トヨタではパノラミックビューモニターと言う名称)などであれば十万円以上アップすることになります。
通常はナビゲーションシステムとプレミアムオーディオなどと言ったハイグレードオーディオシステムと360度モニターがセットでメーカーオプション扱いになっていることが多いようで、この場合総額では40〜50万円程とかなり高額なオプション代金となります。
ナビゲーションシステムが標準装備と言う車両で360度モニターにしたい場合はカメラ等のシステム費用として6〜10万円のオプション代金が掛かるようです。
ただし全ての車両でこれらのカメラが純正のオプションとして用意されている訳ではありません。
私が所有しているハリアーはGグレードですがオプションでもパノラミックビューモニターの用意はありません。
ハリアーの場合Zグレードのみ360度を映すパノラミックビューモニターがオプションとして用意されていて、その価格は6万円程です。
尚、Zグレードではカーナビゲーションシステムとバックカメラは標準装備で、Gグレード、Sグレードではカーナビゲーションはオプション扱いで、バックカメラとその映像を映し出すモニター(ディスプレイオーディオ)が標準装備となっています。
この標準装備のディスプレイオーディオ、見た目はカーナビゲーションシステムのようにも見えますが、これ単体でできることはかなり限られています。
ディスプレイオーディオ単体でできることと言えばラジオが聴けることと、バックカメラ映像を映し出すことくらいです。
要するにナビ機能の無いラジオ付きモニター(モニター付きラジオ!?)と言うことになるのですが、実際にはナビや音楽の再生は可能です。
ただしナビを使用したいならディーラーオプションのナビゲーションシステムを装着するか、オプション装着しない場合はスマートフォンを接続してスマートフォンにインストールされているナビアプリを使用することになります。
またスマートフォンをBluetooth(無線)で繋げるかケーブルで接続して、スマートフォンに保存してある音楽を再生することも可能です。
つまりディスプレイオーディオ単体でできることは殆どありませんが、スマートフォンなどを接続することで機能を拡張することは十分できるので、常日頃スマートフォンでナビを使用したり音楽を聴いている人なら十分活用できると言うことになります。
そして「車検対策済み」とタイトルに付けていますが、それがこのディスプレイオーディオを利用して実現しています。
今回耳たぶミラーを取り外そうと思ったのは、とある動画を見たのがきっかけでした。
その動画がこちらです。
動画ではフロントカメラの取り付けとなっていますが、フロントカメラだけでは無くサイドカメラも取り付けることが可能です。
取り付けの難易度は今までインダッシュタイプのカーナビとバックカメラを自分で取り付けられたことがあると言うなら楽勝です。
カーナビは無いが、ドライブレコーダーを取り付けたことがあると言うのであれば、それより作業難易度は少し高くなります。
まぁ、紹介してある動画を見たらどのようなものかほぼわかるかと思います。
自分で取り付けることが難しそうだと思われたら整備工場や自動車電装業者(電装屋)などに頼んだら良いかもしれません。
費用の目安は国産車でフロント及びサイド(ドアミラー)へ2台のカメラの取り付けと映像の切り替えをするスイッチャー(セレクター)の取り付け工賃は2.5万円前後だと思います。
安いところだと2万円以下のところもあります。
もし3万円以上と言われたら他を探しても良いと思います。
私はこの動画を見た時自分で取り付けるつもりでいましたが、暑い時期に作業するのが苦手なので(超暑がり)業者に頼んで取り付けてもらいました。
工賃は2万円(税別)でした。
ディスプレイオーディオで使用できる製品(スイッチャー/カメラセレクター)に関してですが、現時点では2つのメーカーのもので動作確認が取れています。
1つがデータシステムの製品で、もう1つがフジ電機工業(Bullcon)の製品です。
そしてデータシステムの製品の中では2機種、フジ電機工業のものでは1機種が対応しています。
仕様の詳細や実際の販売価格は各販売ページにてご確認ください。
データシステム:CSW298
データシステム:MCS296
CSW298とMCS296の機能はほとんど一緒ですが、唯一の違いはMCS296であれば最大4つのカメラ映像を1つの画面にまとめて映し出すことができると言う点です。
どう言うことかと言うと、例えば4台のカメラを装着したとして、その映像を1つの画面に4分割で表示できると言うことです。
3台のカメラであれば3分割の映像で、2台のカメラであれば2分割にして映し出すことができます。
CSW298の場合、もし4台のカメラを装着していても1画面にまとめて映し出すことはできず、スイッチで切り替えてそれぞれのカメラ映像を映すしかありません。
問い合わせが多くあるからなのか、メーカーが比較表を作成していますのでご確認ください。
https://www.datasystem.co.jp/products/mcs296/images/compare.pdf
データシステム以外ではフジ電機工業(Bullcon)のAV-CS300と言う機種であればディスプレイオーディオに社外品のカメラ映像を映し出すことができます。
機能性に関してはデータシステムの方が勝っていて、フジ電機工業の製品では画像を映し出すためにスイッチ操作が必ず必要ですが、データシステムの製品は設定により車速が10km/h以下になった時に自動的にフロントカメラ映像を映し出すことができたり、またこちらも設定によりウインカーを出した時に任意のカメラ映像(通常であれば左サイドカメラ映像)を映し出すことが可能です。
勿論データシステムの製品でもスイッチ操作でカメラ映像やナビ画面への切り替えもできます。
こうして比較すればデータシステム製品の方が完全に良さそうに思えますが、フジ電機工業製品取り付けにおけるメリットもあります。
それが取り付けのしやすさと取り付け適合に関してで、フジ電機工業のAV-CS300はトヨタのディスプレイオーディオ専用で開発されていますが、データシステムの製品はディスプレイオーディオ専用では無く汎用品となります。
フジ電機工業の製品はディスプレイオーディオ専用に開発されていることで特に配線の加工などせずに取り付けが可能ですが、データシステムの製品は汎用品なので配線の加工などが必要になります。
そしてデータシステム製品の低速時やウインカーに連動して映像を映し出す機能を使うには車速信号線とウインカーの信号線とを接続しなければ動作はしませんので、配線接続の手間は多くなります。
車検時くらいしかカメラの映像を映すことが無いと言うのであれば、取り付けのしやすさを重視しフジ電機工業のAV-CS300を取り付けても良いのかもしれません。
カメラ映像を切り替える装置は上で紹介した3機種から選べば問題ありませんが、迷うのはカメラです。
カメラ側の端子がRCA端子(ピン端子)であれば基本的にメーカーを問わず接続可能ですが、取り付けできるかは形状によります。
カーナビの製造を行なっているカロッツェリアやパナソニックなどから車載用カメラは販売されていますが、サイドミラーに埋め込んで取り付けできるような形状では無く、リア用もしくはフロント用のカメラで、箱型の形状になっています。
またアルパインからはサイドカメラとして製品化されてはいますが、トヨタのアルファードやヴォクシーなど車種専用設計となっているので設定が無い車種への取り付けはできません。
また、もし設定があった場合でも販売価格は3万円程と結構高いので、汎用のカメラを取り付けた方が良いと個人的には思います。
とは言え安価な製品では短期間で浸水するなど故障する確率は高いです。
とりあえずお試しでと考えても、サイドミラーにカメラを取り付け、また配線を通すのは結構手間の掛かる作業です。
故障しても直ぐに交換できる訳でもありませんし、もし業者に頼めば費用もそれなりに掛かってしまいます。
以上のことからまともな保証があり、製造管理や品質に問題の無いある程度信用できるメーカーの製品を使用した方が安心です。
このような理由から国内メーカーの上記2社(データシステムかフジ電機工業)の中から選ばれたら良いと思います。
フロントカメラは下に紹介する2機種があります。
データシステムMVC811とフジ電機工業AV-FBC03Rとの比較ですが、水平画角(数値が大きい程より広く映し出せる)はMVC811が180°でAV-FBC03Rが194°となっていて、フジ電機工業のAV-FBC03Rの方がより広い範囲を映し出すことが可能です。
そして映像の画質に影響する画素数と採用されているイメージセンサーですが、MVC811は55万画素のCMOS(1/3インチ)で、AV-FBC03Rは92万画素のCCD(1/4インチ)となっています。
画素数だけ見るとAV-FBC03Rの方がMVC811より約1.67倍多いのでそれだけ画質が良いと思われるかもしれませんが、イメージセンサーの違いがあるので一概には言えません。
イメージセンサーですが、CMOSよりCCDの方が若干画質は良いとされているので、やはりCCDを採用しているAV-FBC03Rの方が画質は良いと思われるでしょう。
しかしセンサーのサイズに着目すると、MVC811は1/3インチ(4.8mm×3.6mm=17.28㎟)でAV-FBC03Rは1/4インチ(3.6mm×2.7mm=9.72㎟)と、MVC811の方が約1.78倍サイズが大きいことになります。
センサーサイズが大きければより高画質に映し出すことができると言われています。
結局どちらの画質が良いのかと言えば、総合的に考えるとほとんど似たようなものと言えそうです。
それでも画素数の違いから僅かながらAV-FBC03Rの方が画質が良いと言えるのかもしれません。
尚、画素数に関して言えば20万画素程度あれば人や自転車、車などは十分認識可能なのでそこまで気にする必要は無いかもしれません。
フロントカメラを選ぶ基準はむしろ水平画角だと思います。
AV-FBC03Rは194°とフロントカメラの中ではトップクラスで広い範囲を映し出してくれますので、それだけ死角を減らすことができます。
ただしフロントカメラの設置場所が奥まったところであればその効果を発揮することはできませんが…
サイドカメラも下に紹介する2機種があります。
サイドカメラに関しては、映し出す映像の1/3程度は車のボディ側面になるので水平画角の広さはそれほど気にしなくても大丈夫です。
そして画質に関してですが、データシステムSVC260IIは32万画素のCMOS(1/4インチ)で、フジ電機工業AV-FBC02Rは92万画素のCCD(1/4インチ)となっているので、これは確実にAV-FBC02Rの方が良いのは比べるまでも無いのかもしれません。
そうは言っても前述の通り20万画素程度もあれば人や自転車、車両など十分認識できるので32万画素あるSVC260IIで役に立たないと言ったことは一切無いので心配は無用です。
最後に紹介するのはフロントカメラにもサイドカメラのどちらにも使用できるデータシステムBIC263です。
水平画角は180°と広範囲を映し出すことができますし、また画素数は40万画素(1/4CMOS)となっているので必要十分だと思います。
動画ではRCAケーブルを加工してディスプレイオーディオの配線に割り込ませていましたが、元々配線がバラになったものが販売されていますので、こちらを使用する方が確実です。
フロントカメラ用、サイドカメラ用で2本必要ですが、ありがたいことに2本組送料込みでこの価格です。
RCAケーブルを購入するよりも安いですし、加工の手間も全く必要ありません。
そして今回のタイトルで「耳たぶミラー取り外し」と記載していますが、取り外しただけではカバーが無い状態でミラーの内部が丸見えになってしまいます。
そこで必要になるのが純正のアウターミラーカバーです。
もしどうしても費用を掛けたく無いならこのカバーに交換してやるだけで耳たぶミラーを取り外すことは可能です。
ただしディーラーへの入庫は断られる可能性がとても高いので、サイドカメラとフロントカメラはセットで取り付けられた方がよろしいかと思います。
今回私が採用した組み合わせはカメラセレクターとカメラ共に全てデータシステムの製品です。
カメラセレクター:CSW298
フロントカメラ:BIC263
サイドカメラ:SVC260II(2)
この組み合わせにした理由は仕様と設置方法、そして価格を考慮した結果です。
ただ、取り付けてみて思ったのはサイドカメラはフジ電機工業のAV-FBC02Rにしておけば良かったかもしれません。
その理由は見た目がよりスッキリして純正(Zグレードでオプション)のように取り付けができていたからです。
データシステムのSVC260IIの取り付けでもそこまで目立つ訳ではありませんが、純正のものと比べるとやはり少し出っ張っています。

AV-FBC02Rであれば出っ張りも殆ど無く、結構純正に近い見た目になります。
そしてフロントカメラに関して言えば、こちらもフジ電機工業のAV-FBC03Rであれば80ハリアーのロアグリルに収めやすかったかもしれません。
80ハリアーでパノラミックビューモニターをオプションにした場合サイドカメラやフロントカメラが装着される訳ですが、当然それらの位置は決まっています。
フロントカメラはロアグリルでナンバープレートの上あたり、2本のルーバーの間に設置されています。
ちなみにパノラミックビューモニターにした場合、ロアグリルはカメラが取り付けできる専用品になっています。
純正と同じ位置に取り付けをする場合、データシステムのカメラではベース(台座)のようなものを作らなければなりません。
尚、ルーバーとルーバー間隔は約21mmで、BIC263の直径は28mmあるのでルーバーとルーバーとの間に差し込むように取り付けることはできません。
このことはサイズを測っていたので承知の上でしたが、AV-FBC03Rであれば直径19.3mmだったのでルーバーとルーバーの間に挟み込むように取り付けができたと後から気がつきました。
一応私は当初からベースを硬質なスポンジで作るつもりだったので問題はありませんが、極力手間を省きたいならフロントカメラに関してはAV-FBC03Rを選んだ方が良いかもしれません。
とりあえず初めはベース無しでどのように取り付けできるか確認してみました。

埋め込みタイプなので開口(穴)に嵌るように作られているので側面の板バネが見えてしまい不細工でした。
と言うことで当初の予定通りスポンジを加工してベースを作りました。
カメラに付属のホールソーを使用して穴を開けています。

画像では貫通していませんが、この後貫通させています。
ベースにカメラを設置した状態です。

ベース部分は僅かですが大きめに作ったので押し込むだけで固定されました。
あとはカメラのケーブルを裏側に引っ張り気味にしてタイラップ(結束バンド)で固定したのでカメラのグラ付きも殆どありません。
ただ、欲を言えばもっと純正のように綺麗に作ることができれば言うこと無しなんですが…
少し離れて見たら荒は殆どわからないので、とりあえずしばらくこれで様子を見たいと思います。
最後に映り具合をお見せしたいと思います。
当然この画像はディスプレイオーディオに映った映像を撮影したものなのでディスプレイに反射したものなども写り込んでいるので見にくいかもしれませんが、肉眼では勿論これよりもハッキリ映っています。

180°の広角を映し出せるのですが、どうしても両サイドの端はボケて映っているのと、また超広角(魚眼レンズ)であるがゆえに実際より遠くに映ってしまいます。
つまりこの映像のみを見て交差点で安全確認するのでは無く、目視もやはり必要だと感じました。
あくまでも補助として使用するべきなのでしょう。

サイドカメラ映像も結構ハッキリ見えるので縁石で擦ることも無さそうです。
今回掛かった費用はカメラ、セレクター、ケーブル、カバーの合計が3.4万円程で、取り付け工賃が税込2.2万円。
合計5.6万円程でした。
この価格であれば取り付ける価値はあるのかと思いますが、最近では後付けのアラウンドビューモニターもかなり価格が安くなったので、このようなキットを取り付けるのも良さそうです。
耳たぶミラーと呼ばれる理由はサイドミラー(ドアミラー)の下側に耳たぶのように付いているからそう呼ばれているようです。
正式名称は直前直左確認鏡と言うもので、サイドアンダーミラーとも呼ばれています。
サイドアンダーミラーはセダンやワゴン、コンパクトカーなど比較的全高が低い車両には装着されていませんが、SUVやミニバンなどで運転席が高い位置にある車両には装着されているケースは多いです。
車を運転する上では車に関する法律を厳守しなくてはなりませんが、その中に道路運送車両法と言うものがあります。
自動車の構造・装置について、安全確保及び環境保全上の技術基準が定められており、これを「道路運送車両の保安基準」と言います。
安全確保の保安基準の中に「運転者が運転席に座ったとき、自動車の前面及び左側面に接する高さ1m、直径0.3mの円柱を直接または鏡、画像などにより間接に視認できること。」と言うものがあります。
つまり3〜5歳程度の子供が車両の前方で側方30cm以内に立っていた場合でも認識できる必要があると言うことを意味しています。
運転席側の車両の角に子供が居た場合では目視でわかりますが、助手席側の角に子供が立っていた場合に車高が高い車両では隠れてしまい目視することができません。
そこで助手席前方の隠れた部分が見えるようにサイドアンダーミラー、もしくはそれに代わる装置の装着が義務付けられています。
ただ、サイドアンダーミラーは絶対装着されている訳でもありません。
上記で「もしくはそれに代わる装置」と記載している通り、ミラーの代わりになるもので助手席側の前方を確認することができればサイドアンダーミラーを装着する必要はありません。
その装置と言うのがカメラとモニターです。
複数のカメラで前方や側方を撮影し、その映像をモニターに映し出すことで死角を無くし車両の周辺を確認することができれば問題ありません。
最近では純正でこのようなシステムの採用が進んでいますが、それでも半数以上はまだサイドアンダーミラーを装着しているようです。
理由は簡単で、単純にコストアップに繋がるからです。
ミラーだと数千円も掛からず装着できますが、カメラの装着であればその台数分のコストや、俯瞰で映像を映し出す360度モニターであれば映像を合成するためのシステムが必要になるので、それらのコストが車両価格に上乗せされます。
少なくとも数万円のコストアップで、俯瞰で映像を映し出すアラウンドビューモニター(トヨタではパノラミックビューモニターと言う名称)などであれば十万円以上アップすることになります。
通常はナビゲーションシステムとプレミアムオーディオなどと言ったハイグレードオーディオシステムと360度モニターがセットでメーカーオプション扱いになっていることが多いようで、この場合総額では40〜50万円程とかなり高額なオプション代金となります。
ナビゲーションシステムが標準装備と言う車両で360度モニターにしたい場合はカメラ等のシステム費用として6〜10万円のオプション代金が掛かるようです。
ただし全ての車両でこれらのカメラが純正のオプションとして用意されている訳ではありません。
私が所有しているハリアーはGグレードですがオプションでもパノラミックビューモニターの用意はありません。
ハリアーの場合Zグレードのみ360度を映すパノラミックビューモニターがオプションとして用意されていて、その価格は6万円程です。
尚、Zグレードではカーナビゲーションシステムとバックカメラは標準装備で、Gグレード、Sグレードではカーナビゲーションはオプション扱いで、バックカメラとその映像を映し出すモニター(ディスプレイオーディオ)が標準装備となっています。
この標準装備のディスプレイオーディオ、見た目はカーナビゲーションシステムのようにも見えますが、これ単体でできることはかなり限られています。
ディスプレイオーディオ単体でできることと言えばラジオが聴けることと、バックカメラ映像を映し出すことくらいです。
要するにナビ機能の無いラジオ付きモニター(モニター付きラジオ!?)と言うことになるのですが、実際にはナビや音楽の再生は可能です。
ただしナビを使用したいならディーラーオプションのナビゲーションシステムを装着するか、オプション装着しない場合はスマートフォンを接続してスマートフォンにインストールされているナビアプリを使用することになります。
またスマートフォンをBluetooth(無線)で繋げるかケーブルで接続して、スマートフォンに保存してある音楽を再生することも可能です。
つまりディスプレイオーディオ単体でできることは殆どありませんが、スマートフォンなどを接続することで機能を拡張することは十分できるので、常日頃スマートフォンでナビを使用したり音楽を聴いている人なら十分活用できると言うことになります。
そして「車検対策済み」とタイトルに付けていますが、それがこのディスプレイオーディオを利用して実現しています。
今回耳たぶミラーを取り外そうと思ったのは、とある動画を見たのがきっかけでした。
その動画がこちらです。
動画ではフロントカメラの取り付けとなっていますが、フロントカメラだけでは無くサイドカメラも取り付けることが可能です。
取り付けの難易度は今までインダッシュタイプのカーナビとバックカメラを自分で取り付けられたことがあると言うなら楽勝です。
カーナビは無いが、ドライブレコーダーを取り付けたことがあると言うのであれば、それより作業難易度は少し高くなります。
まぁ、紹介してある動画を見たらどのようなものかほぼわかるかと思います。
自分で取り付けることが難しそうだと思われたら整備工場や自動車電装業者(電装屋)などに頼んだら良いかもしれません。
費用の目安は国産車でフロント及びサイド(ドアミラー)へ2台のカメラの取り付けと映像の切り替えをするスイッチャー(セレクター)の取り付け工賃は2.5万円前後だと思います。
安いところだと2万円以下のところもあります。
もし3万円以上と言われたら他を探しても良いと思います。
私はこの動画を見た時自分で取り付けるつもりでいましたが、暑い時期に作業するのが苦手なので(超暑がり)業者に頼んで取り付けてもらいました。
工賃は2万円(税別)でした。
ディスプレイオーディオで使用できる製品(スイッチャー/カメラセレクター)に関してですが、現時点では2つのメーカーのもので動作確認が取れています。
1つがデータシステムの製品で、もう1つがフジ電機工業(Bullcon)の製品です。
そしてデータシステムの製品の中では2機種、フジ電機工業のものでは1機種が対応しています。
仕様の詳細や実際の販売価格は各販売ページにてご確認ください。
データシステム:CSW298
データシステム:MCS296
CSW298とMCS296の機能はほとんど一緒ですが、唯一の違いはMCS296であれば最大4つのカメラ映像を1つの画面にまとめて映し出すことができると言う点です。
どう言うことかと言うと、例えば4台のカメラを装着したとして、その映像を1つの画面に4分割で表示できると言うことです。
3台のカメラであれば3分割の映像で、2台のカメラであれば2分割にして映し出すことができます。
CSW298の場合、もし4台のカメラを装着していても1画面にまとめて映し出すことはできず、スイッチで切り替えてそれぞれのカメラ映像を映すしかありません。
問い合わせが多くあるからなのか、メーカーが比較表を作成していますのでご確認ください。
https://www.datasystem.co.jp/products/mcs296/images/compare.pdf
データシステム以外ではフジ電機工業(Bullcon)のAV-CS300と言う機種であればディスプレイオーディオに社外品のカメラ映像を映し出すことができます。
機能性に関してはデータシステムの方が勝っていて、フジ電機工業の製品では画像を映し出すためにスイッチ操作が必ず必要ですが、データシステムの製品は設定により車速が10km/h以下になった時に自動的にフロントカメラ映像を映し出すことができたり、またこちらも設定によりウインカーを出した時に任意のカメラ映像(通常であれば左サイドカメラ映像)を映し出すことが可能です。
勿論データシステムの製品でもスイッチ操作でカメラ映像やナビ画面への切り替えもできます。
こうして比較すればデータシステム製品の方が完全に良さそうに思えますが、フジ電機工業製品取り付けにおけるメリットもあります。
それが取り付けのしやすさと取り付け適合に関してで、フジ電機工業のAV-CS300はトヨタのディスプレイオーディオ専用で開発されていますが、データシステムの製品はディスプレイオーディオ専用では無く汎用品となります。
フジ電機工業の製品はディスプレイオーディオ専用に開発されていることで特に配線の加工などせずに取り付けが可能ですが、データシステムの製品は汎用品なので配線の加工などが必要になります。
そしてデータシステム製品の低速時やウインカーに連動して映像を映し出す機能を使うには車速信号線とウインカーの信号線とを接続しなければ動作はしませんので、配線接続の手間は多くなります。
車検時くらいしかカメラの映像を映すことが無いと言うのであれば、取り付けのしやすさを重視しフジ電機工業のAV-CS300を取り付けても良いのかもしれません。
カメラ映像を切り替える装置は上で紹介した3機種から選べば問題ありませんが、迷うのはカメラです。
カメラ側の端子がRCA端子(ピン端子)であれば基本的にメーカーを問わず接続可能ですが、取り付けできるかは形状によります。
カーナビの製造を行なっているカロッツェリアやパナソニックなどから車載用カメラは販売されていますが、サイドミラーに埋め込んで取り付けできるような形状では無く、リア用もしくはフロント用のカメラで、箱型の形状になっています。
またアルパインからはサイドカメラとして製品化されてはいますが、トヨタのアルファードやヴォクシーなど車種専用設計となっているので設定が無い車種への取り付けはできません。
また、もし設定があった場合でも販売価格は3万円程と結構高いので、汎用のカメラを取り付けた方が良いと個人的には思います。
とは言え安価な製品では短期間で浸水するなど故障する確率は高いです。
とりあえずお試しでと考えても、サイドミラーにカメラを取り付け、また配線を通すのは結構手間の掛かる作業です。
故障しても直ぐに交換できる訳でもありませんし、もし業者に頼めば費用もそれなりに掛かってしまいます。
以上のことからまともな保証があり、製造管理や品質に問題の無いある程度信用できるメーカーの製品を使用した方が安心です。
このような理由から国内メーカーの上記2社(データシステムかフジ電機工業)の中から選ばれたら良いと思います。
フロントカメラは下に紹介する2機種があります。
データシステムMVC811とフジ電機工業AV-FBC03Rとの比較ですが、水平画角(数値が大きい程より広く映し出せる)はMVC811が180°でAV-FBC03Rが194°となっていて、フジ電機工業のAV-FBC03Rの方がより広い範囲を映し出すことが可能です。
そして映像の画質に影響する画素数と採用されているイメージセンサーですが、MVC811は55万画素のCMOS(1/3インチ)で、AV-FBC03Rは92万画素のCCD(1/4インチ)となっています。
画素数だけ見るとAV-FBC03Rの方がMVC811より約1.67倍多いのでそれだけ画質が良いと思われるかもしれませんが、イメージセンサーの違いがあるので一概には言えません。
イメージセンサーですが、CMOSよりCCDの方が若干画質は良いとされているので、やはりCCDを採用しているAV-FBC03Rの方が画質は良いと思われるでしょう。
しかしセンサーのサイズに着目すると、MVC811は1/3インチ(4.8mm×3.6mm=17.28㎟)でAV-FBC03Rは1/4インチ(3.6mm×2.7mm=9.72㎟)と、MVC811の方が約1.78倍サイズが大きいことになります。
センサーサイズが大きければより高画質に映し出すことができると言われています。
結局どちらの画質が良いのかと言えば、総合的に考えるとほとんど似たようなものと言えそうです。
それでも画素数の違いから僅かながらAV-FBC03Rの方が画質が良いと言えるのかもしれません。
尚、画素数に関して言えば20万画素程度あれば人や自転車、車などは十分認識可能なのでそこまで気にする必要は無いかもしれません。
フロントカメラを選ぶ基準はむしろ水平画角だと思います。
AV-FBC03Rは194°とフロントカメラの中ではトップクラスで広い範囲を映し出してくれますので、それだけ死角を減らすことができます。
ただしフロントカメラの設置場所が奥まったところであればその効果を発揮することはできませんが…
サイドカメラも下に紹介する2機種があります。
サイドカメラに関しては、映し出す映像の1/3程度は車のボディ側面になるので水平画角の広さはそれほど気にしなくても大丈夫です。
そして画質に関してですが、データシステムSVC260IIは32万画素のCMOS(1/4インチ)で、フジ電機工業AV-FBC02Rは92万画素のCCD(1/4インチ)となっているので、これは確実にAV-FBC02Rの方が良いのは比べるまでも無いのかもしれません。
そうは言っても前述の通り20万画素程度もあれば人や自転車、車両など十分認識できるので32万画素あるSVC260IIで役に立たないと言ったことは一切無いので心配は無用です。
最後に紹介するのはフロントカメラにもサイドカメラのどちらにも使用できるデータシステムBIC263です。
水平画角は180°と広範囲を映し出すことができますし、また画素数は40万画素(1/4CMOS)となっているので必要十分だと思います。
動画ではRCAケーブルを加工してディスプレイオーディオの配線に割り込ませていましたが、元々配線がバラになったものが販売されていますので、こちらを使用する方が確実です。
フロントカメラ用、サイドカメラ用で2本必要ですが、ありがたいことに2本組送料込みでこの価格です。
RCAケーブルを購入するよりも安いですし、加工の手間も全く必要ありません。
そして今回のタイトルで「耳たぶミラー取り外し」と記載していますが、取り外しただけではカバーが無い状態でミラーの内部が丸見えになってしまいます。
そこで必要になるのが純正のアウターミラーカバーです。
もしどうしても費用を掛けたく無いならこのカバーに交換してやるだけで耳たぶミラーを取り外すことは可能です。
ただしディーラーへの入庫は断られる可能性がとても高いので、サイドカメラとフロントカメラはセットで取り付けられた方がよろしいかと思います。
今回私が採用した組み合わせはカメラセレクターとカメラ共に全てデータシステムの製品です。
カメラセレクター:CSW298
フロントカメラ:BIC263
サイドカメラ:SVC260II(2)
この組み合わせにした理由は仕様と設置方法、そして価格を考慮した結果です。
ただ、取り付けてみて思ったのはサイドカメラはフジ電機工業のAV-FBC02Rにしておけば良かったかもしれません。
その理由は見た目がよりスッキリして純正(Zグレードでオプション)のように取り付けができていたからです。
データシステムのSVC260IIの取り付けでもそこまで目立つ訳ではありませんが、純正のものと比べるとやはり少し出っ張っています。
AV-FBC02Rであれば出っ張りも殆ど無く、結構純正に近い見た目になります。
そしてフロントカメラに関して言えば、こちらもフジ電機工業のAV-FBC03Rであれば80ハリアーのロアグリルに収めやすかったかもしれません。
80ハリアーでパノラミックビューモニターをオプションにした場合サイドカメラやフロントカメラが装着される訳ですが、当然それらの位置は決まっています。
フロントカメラはロアグリルでナンバープレートの上あたり、2本のルーバーの間に設置されています。
ちなみにパノラミックビューモニターにした場合、ロアグリルはカメラが取り付けできる専用品になっています。
純正と同じ位置に取り付けをする場合、データシステムのカメラではベース(台座)のようなものを作らなければなりません。
尚、ルーバーとルーバー間隔は約21mmで、BIC263の直径は28mmあるのでルーバーとルーバーとの間に差し込むように取り付けることはできません。
このことはサイズを測っていたので承知の上でしたが、AV-FBC03Rであれば直径19.3mmだったのでルーバーとルーバーの間に挟み込むように取り付けができたと後から気がつきました。
一応私は当初からベースを硬質なスポンジで作るつもりだったので問題はありませんが、極力手間を省きたいならフロントカメラに関してはAV-FBC03Rを選んだ方が良いかもしれません。
とりあえず初めはベース無しでどのように取り付けできるか確認してみました。
埋め込みタイプなので開口(穴)に嵌るように作られているので側面の板バネが見えてしまい不細工でした。
と言うことで当初の予定通りスポンジを加工してベースを作りました。
カメラに付属のホールソーを使用して穴を開けています。
画像では貫通していませんが、この後貫通させています。
ベースにカメラを設置した状態です。
ベース部分は僅かですが大きめに作ったので押し込むだけで固定されました。
あとはカメラのケーブルを裏側に引っ張り気味にしてタイラップ(結束バンド)で固定したのでカメラのグラ付きも殆どありません。
ただ、欲を言えばもっと純正のように綺麗に作ることができれば言うこと無しなんですが…
少し離れて見たら荒は殆どわからないので、とりあえずしばらくこれで様子を見たいと思います。
最後に映り具合をお見せしたいと思います。
当然この画像はディスプレイオーディオに映った映像を撮影したものなのでディスプレイに反射したものなども写り込んでいるので見にくいかもしれませんが、肉眼では勿論これよりもハッキリ映っています。
180°の広角を映し出せるのですが、どうしても両サイドの端はボケて映っているのと、また超広角(魚眼レンズ)であるがゆえに実際より遠くに映ってしまいます。
つまりこの映像のみを見て交差点で安全確認するのでは無く、目視もやはり必要だと感じました。
あくまでも補助として使用するべきなのでしょう。
サイドカメラ映像も結構ハッキリ見えるので縁石で擦ることも無さそうです。
今回掛かった費用はカメラ、セレクター、ケーブル、カバーの合計が3.4万円程で、取り付け工賃が税込2.2万円。
合計5.6万円程でした。
この価格であれば取り付ける価値はあるのかと思いますが、最近では後付けのアラウンドビューモニターもかなり価格が安くなったので、このようなキットを取り付けるのも良さそうです。
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